コラム · FACEBOOK
Facebookが「おすすめの何が違ったか」を聞いてくれる
「興味なし」を押した理由は、題材が退屈だからかもしれないし、語り口が苦手だからかもしれない。文章で伝えられれば、その違いを説明できる。
2026年10月13日のFacebookの発表では、InterestedやNot interestedを選んだ後にMetaが尋ねることのある質問に注目したい。同社は、何が好きで何が嫌だったのかを自分の言葉で説明でき、その回答を同じセッション中に反映するとしている。一つのボタンにも、ようやく助っ人が来る。これまでは実にさまざまな気持ちを表す役目を負わされていた。[1]
たとえば、建築史は好きだが、それを大声で紹介する動画にはうんざりしている人がいるとする。「興味なし」だけでは、建築を減らすのか、大声を減らすのかが分からない。「題材は好きだが、紹介の仕方が苦手」と言えば、一押しでは伝わらなかった違いが伝わる。
もちろん、言葉だけで好みを完璧に描けるわけでもない。人は関心を正確に語れても、そのとおりに行動するとは限らず、回答より視聴のほうが多くを語ることもある。Metaは、書かれた説明を視聴などの行動から得られる情報と組み合わせる予定だ。それは理にかなっている。新しい選択肢は行動の意味を補うもので、行動を無視する理由ではない。[1]
専門用語なしで説明できるか
建築の例なら、間違った推測を直せてこそ回答が生きる。語り口を変えてほしいと言ったのに題材そのものが消えたら、質問した意味を取り逃がしてしまう。これはそのような要望に期待する結果であり、実際に確認した不具合の話ではない。
修正は普通の言葉で伝えられるのがよい。「題材はいいが話し手が苦手」と伝えるだけなのに、表示順位の仕組みまで勉強しなければならないのは不親切だ。意見を聞く画面なら、利用者が普段使う言葉を受け止めてほしい。
同じ発表には、FeedとReelsの題材を追加・管理するYour algorithmという項目もある。こちらは関心を明示するためのものだ。自由記述は、例外や条件、理由を伝えるという別の役目を持つ。組み合わせればフィードを修正する手段は増えるが、すべてを自在に操作できるという意味ではない。[1]
質問そのものにも価値がある
建築は残り、大声の紹介が減れば、この例の要望は理解されたと言える。アプリの利用時間が延びたかどうかでは、あまり分からない。まだ欲しいものが見つからず探していたのかもしれないからだ。
行動にも説明が必要だと認めたこと自体、Facebookの有益な一歩だ。投稿者に、投稿を多くの人に届けるための新しい必勝法が示されたわけではない。読む側には、自分について何を誤解されたのかを伝える道ができる。完璧なフィードを約束しなくても、この変化を歓迎するには十分だ。